キャッシング金利上限はいくら?返済に過払いが無いかチェック!
キャッシングの金利に対してもっと敏感になろう
キャッシングは手軽なため詳細を気にせず借りたり返したりしている人は多いですが、それについては極小額と言えども基本的には金利がかかっており、利子を取られていることを忘れてはいけません。
金利はキャッシングを契約する際に契約書に年利と言う形で記述されていますが、これを深く考えている人がどのくらいいるのでしょう。キャッシングの場合、利用の多くは比較的小額のためあまり気にしない人が多いのではないでしょうか。そこに落とし穴があるのです。
金利の重要さについてもっと向き合おう
利が利を生むと言われ金利は、こういった商品には極めて重要な数値になります。この金利はあまり高く設定すると正に利が利を生み、たちまち簡単には返せないほどの金額になってしまうため、法律によって上限値が決まっています。
(⇒金利が重要視される理由)
具体的には利息制限法というものがあって10万円未満で20%、10万円以上100万円未満で18%、100万円以上で15%という上限がになります。闇金などで「トイチ」などと表現されるのは十日で一割という法外なものを表していますが、もちろん法律違反です。返す義務はありません。
(⇒闇金に頼るという事は身を滅ぼす事になる)
厄介なことに法的に決められた金利の上限にはもう一つあって、貸金法によって決められています。この場合現在では利息制限法に合わせられていますが、2010年4月までは29.2%ととされていました。このため利息制限法との間にギャップが生じ、この数字の間の金利をグレーゾン金利と呼んでいます。
もちろん金利が高いほうが金融機関側には有利ですから、このグレーゾーン内に金利を設定していたキャッシング商品が多かったのは言うまでも有りません。今でもこの設定にしているところは、闇金業者や消費者金融詐欺とも呼ばれています。
自分がキャッシングで借りていた、あるいは借りているお金の金利がいくつになっているか早速調べてみましょう。キャッシング商品の場合、現在では殆ど考えられませんが、もし金利が20%を超えているような場合には犯罪の可能性がありますので、警察に相談してください。この場合利息はおろか、元金も返済の必要が無いことになります。
補足するなら大体の借り入れにおいて最低限の枠が10万ですので、原則として18%が上限である事がほとんどです。20%はまず先に怪しむ事から始めてもいいでしょう。
グレーゾーン金利が存在していたときに利息制限法以上の金利で計算した利息を支払っていた場合には、過払い金として認められる可能性があり、返還してもらうことが出来ることがあります。
これには裁判所に申し立てをする必要があるために自分で行うことも可能ですが、少しお金がかかりますが弁護士や司法書士にお願いすることを奨めます。とりあえず一度無料相談に行ってみてはいかがでしょう。
お金の返済は慎重に!
お金を借りることは、生活を円滑に行うために時には必要になります。しかし金利やその上限を理解することによって、犯罪に巻き込まれるようなことにならないようにしましょう。
クレジットカード現金化や闇金など、金融業には詐欺が多いので、どんな業者でも使う前には予め調べて安全と判断した上で利用して下さい。
(⇒クレジットカード現金化は危険?)