キャッシングの借り換えの利点って?慎重に使わないと失敗する理由
キャッシングの借り換えとは?
キャッシングの借り換えと言うのは今借りている金融機関のキャッシング商品から別の金融機関、場合によっては同じ金融機関の別のキャッシング商品を別途借りて、今のキャッシング商品の残額を返済し、新たに借りたほうの返済を続けることです。
なぜそんな面倒なことをするのかと疑問に持つ人もいるかもしれませんが、この借り換えはたとえば住宅ローンなどでも行われる手法で、理由は様々ですが、借り手にとって利点があるために行われます。住宅ローンが例に出たように、借入金額が大きいほど使う可能性が上がる傾向にあります。
(⇒住宅ローンの豆知識)
借り換えを使いこなすには
まず第1の理由としては、返済総額を減らせると言うことです。なぜ減らせるかと言うと、金利が変動するためですね。借りたときの金利よりも、現在の金利のほうが低くなっている場合、借り換えをしたほうが返済総額は少なくなります。
ですからキャッシングを利用していてまだ返済期間がそれなりに残っている場合には、常に目を光らせておいて金利が低くなってきた場合には借り換えを検討し、様々な手数料を差し引いても安くなる場合には借り替えましょう。金利しか見ていないと、手数料などの諸々の費用で逆効果にもなり得ます。
(⇒融資を受けるなら金利だけを見ていてはならない)
第2の理由としては、借りたのは良かったが月々の返済が苦しい場合です。この場合新たな返済条件のものに借り換えることによって返済期間は長くなるとしても、月々の返済額が減って返済を可能にすることができます。
ただこの場合反省しなければいけないのは、月々の返済が苦しくなると言うことは当初の返済計画に無理が有ったということです。したがって借り換えをする場合はもう一度返済計画を見直し、無理な計画ではないかと言うことの確認が必要です。
(⇒返済計画はどう立てるべきか)
第3の理由としては現在複数のキャッシング商品を利用している場合で、返済が多すぎて把握しきれなくなって、心理的にも圧迫感があるような場合に借り換えによって1つにまとめてしまう場合です。
このとき金利についても考慮に入れて行ってください。ただしこの方法もやはり反省が必要です。なぜ複数のキャッシングを使う状態になってしまったのか、借り替えたとして、また足りなくなったら別のキャッシング商品を利用してしまうことは無いのか、よく考えることが必要です。一般的にこの方法になると、おまとめローンという呼ばれ方をしている事が多いです。
借り換えは慎重に
このように借り換えにはいろいろな理由がありますが、借り換えによってそれぞれの目的が達成できるのであれば、これからの返済計画を良く考えた上で借り換えを実行しましょう。
返済計画は、自分の月々の収支状態などを良く考慮したもので無ければなりません。借り替えたのはいいものの、返済ができなかった…と言うことでは借り換えの意味がありません。借り換えと言えども適当な返済計画では、破綻することを忘れてはいけません。