キャッシングにおけるブラックの意味

ブラックと判断されてしまったらキャッシングを利用できないその理由

審査で論外とされてしまう事もある

キャッシングには審査があり、これに落とされるとお金を借りる事ができません。この基準はキャッシング会社それぞれにあり、審査内容は公表されていません。例えば、ある人がA社に通りB社に落ちたのでA社は審査が甘いと思い友人に勧めても、その友人はA社に落ちB社には通ると言ったケースもあるので、一概に審査の甘さを判断する事はできません。

通常審査にはいくつかの項目がありますが、その審査の目的は「貸したお金が返ってくる見込みがあるか無いのか」を判断する事にあります。この段階で返ってこないと判断されれば、当然落ちる訳です。但し、この判断さえされないケースがあります。こうなると、借り入れが出来ないだけでなく、普通の暮らしをする上でもかなり不便な状態となってしまいます。

ブラックリストはお金が借りられない?

それがブラックと判断された人です。ブラックとは返済能力が著しく欠けているとキャッシングNGと判断された人の事を指します。この状態になると一般的には審査に通る事がありませんし、このブラックかどうかは、信用情報機関を通じキャッシング会社側で把握する事ができます。この情報は各金融機関が共通して見る事ができるのです。

信用情報機関にはいくつか種類があり、クレジット会社は個人信用情報センター(全銀協)に加盟し、消費者金融は全国信用情報センター連合会(全情連)などに加盟し情報を把握しています。登録されている情報は、氏名、住所、職歴、勤務先情報、債務状況など多岐に渡ります。この情報を基に審査をしますが、ブラックと認定されている人は審査をされる事なく落ちると言う訳です。

ブラックリストという言葉はありますが、そもそもで言えばそのようなリストは存在しません。どのようにブラックと認定されるかと言うと、返金の遅延やトラブルと言った所謂「返済事故の経験者」に該当する場合です。キャッシング会社が最も注視しているのが、返済に対する動向です。これに不備がある場合をキャッシング会社は一般で言うところのブラックと認識している訳です。

例えば2年前に借金50万を払えずに破産した人が、クレジットカードの審査を受けました。この情報は当然返済事故と処理されていますので、ブラックであるこの人が審査に通る事はありません。借りたお金を返せないというのは、社会的な信頼がほぼ皆無となってしまっているのです。

ブラックの情報が消えない限り借り入れ審査は絶望的

事故情報は信用情報機関で直ぐに把握する事ができ、最低5年は消えないと言われています。一説によればクレジット会社と消費者金融が使用している情報センターが違うので、クレジット系でブラックと認定されていても消費者金融ではキャッシングが通る場合もあるそうですが、その逆はないとされています。

とはいえ、一度払えなかった人というのは、大体においてお金にルーズな人というわけですので、自分自身でも融資に不向きであるという自覚を持っておきたいところです。

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